先日8月17日、
JALのB777-200ERであるJA708JがJL8102として成田空港よりサザンカリフォルニア・ロジスティクス空港(ヴィクターヴィル)へ向け旅立ちました。
JA708Jは、GEエンジンを搭載した機体で、2004年6月25日にJALへ登録された後17年間ずっと国際線を主に飛び続け、 最後は退役したB777-200/200ERの穴を埋めるため、貨物便として日本国内にも投入されていました。
これでJALのB777-200ERの退役機は全部でJA704、705、706、707、708、711Jの6機となりました。
元々JALは2020年10月末の「2021年3月期の第2四半期連結業績」にて、 B777-200(13機)は2022年度末、200ER(11機)は2020年度末までに全て退役させる方針を決定していましたが、 P&Wエンジン問題があり、B777-200が全機2020年度末を以て退役したからか、-200ERは現在も空を飛び続けている状態です。
(>>関連ページ:JALの国内線トリプル全機退役しんどい。)
B777-200ERの中でも既に退役している機体はいて、2021年6月16日時点では以下のようになっていました。
701J | 312席 | 702J | 312席 |
703J | 312席 | 704J | 236席 2020/7退役 |
705J | 236席 2020/9退役 | 706J | 236席 2020/11退役 |
707J | 236席 2021/6退役 | 708J | 236席 |
709J | 312席 | 710J | 312席 |
711J | 245席 2021/3退役 |
この表から、どうやら退役機は旧シート仕様の機体が退役していることが予想できたので、 もし次、離日する機体があるとするなら退役した機体と同じ座席数である「JA708J」だと目星はつけていましたが、 この度現実となってしまいました。
(>>関連ページ:JALB777-200ER、残り6機。)
そしてこの「JA708J」は"one world塗装機"だったので、 この機体の退役を以てJALが保有するone world塗装機は残り1機、JA732J(B777-300ER)のみとなりました。
JALが保有している(していた)one world塗装機は6機です。
B767-300 JA8980 事実上退役
B777-200 JA771J P&W問題により退役
B777-300 JA752J P&W問題により退役
B777-200ER JA706J 2021年1月27日離日
B777-200ER JA708J 2021年6月17日離日
B777-300ER JA732J 現役
今のところJA732Jは現役でバリバリ国内も海外も飛んでいるようですが、いつ退役の波が押し寄せるのか、ハラハラしています。
JALのB777には乗らなきゃ乗らなきゃと思いながら、経済的にも時期的にも(特にコロナ)機会を失ってばかり。 本当に早く乗っておかないと後悔しそう(´・ω・`)
JA706Jは一度も会えないままさよならでした。悲しい。